2007年2月3日土曜日

Open Tech Press: インターネット接続の高速化と安全化をもたらすOpenDNS

Open Tech Press: インターネット接続の高速化と安全化をもたらすOpenDNS

DNSを使って色々な付加価値を提供するサービスのようです。

2006年7月に立ち上げられたOpenDNSは、こうした本来のDNS 機能に加えて、フィッシングサイトのブロックおよびURLの入力ミスを自動修正するというフリーのサービスも提供している。その他、OpenDNSで用いられているトラフィックのルーティングおよび負荷分散の最適化テクノロジは、Webページ転送の高速化という恩恵をもたらしてくれるのだ。

フィッシングのブロックとURLの自動修正は便利そうですね。トラフィックのルーティングや負荷分散というのはどうやっているんでしょう?DNSなので単に名前解決しかできないと思っていたのですが、何か手法があるんでしょうか。

OpenDNSを用いるメリットとしては、利便性の向上を挙げることもできる。正しくは「.com」と入力すべきところで「.cm」や「.cmo」と打ち間違えてしまうのは誰しも行いがちな行為だが、OpenDNSではそうしたタイプミスを自動的に補正した上で、ユーザが意図していたであろうサイトに誘導してくれるのだ。そして補正結果のサイトが実在しなかった場合は、該当候補の検索結果を一覧したページが広告付きで表示される。

この記事のタイトルを見たときに、どこで収益を上げているのかという点が気になっていました。そういうことなんですね。タイプミスだけでなくフィッシングでも同じような処理をしているのでしょうが、それだけで運営ができてしまところに驚きです。

OpenDNSを導入する際の設定作業は、特定のソフトウェアをダウンロードする必要もなく、非常に簡単に行える。必要な操作は、各自の環境におけるデフォルトDNSネームサーバをOpenDNSのものに変更し直すことだけである。DNSネームサーバの設定法が分かっている場合は、既存の設定値を OpenDNSのアドレスである208.67.222.222および208.67.220.220に変更すればいい。

DNSの設定を変更するだけ、というのは手軽ですね。試してみたところ確かにURLの入力ミスが補正されています。

  • http://www.yahoo.om => http://www.yahoo.com
  • http://www.googlr.com => http://www.google.com
残念ながら、日本のドメインにはあまり有効ではないようです。
  • http://www.yahoo.c.jp => ×
  • http://www.googlr.co.jp => ×

速度は体感できるほどの差はないように感じました。というよりも変更前の速度が速いため、改善されていても体感できるほどの差にならないというのが正解でしょうか。

サーバーの運用を行っていると、一度立ち上げたら放置しがちなDNSサーバーですが、本気でやればここまでできるんですね。フィッシングサイト回避の機能があるだけでも便利なので、このままもう少し使ってみようと思います。

ところで、URLをわざと間違えて入力していたら面白いことを発見しました。

  • http://www.gppgle.com => http://www.gppgle.com/

これでもgoogleが表示されます。whoisで調べた限りではgoogleが正式に取得しているようです。フィッシングサイトかと思ってびっくりしました。

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