2015年のZabbix Conference Japanでも簡単にご紹介、今年のInterop Shownetでもラックの温度監視に利用していたZabbix対応のセンサーについて、数名の方から試してみたいとお話をいただいていることもありまして、私(個人)が必要なものを製造依頼するとの合わせて評価用のセットを共同で購入する人はいませんか、というご案内です。
このセンサーはコントローラとセンサーをつなげて利用するようになっていて、1つのコントローラには8個までのセンサーをつなげられます。
コントローラ本体
こちらがコントーローラ本体。USB miniBで給電するようになっていて、10MbpsのLANコネクタをネットワークに、1Wポートからはイーサネットケーブル(RJ45コネクタ)でセンサーにつなげます。
IPアドレスの設定などはWebインターフェースから行うことができます。
このコントローラが特殊なのはファームウェアにSNMPv1とZabbixエージェントのアクティブチェックプロトコルが実装されているところで、Webインターフェースからホスト名、ZabbixサーバーのIPアドレスを設定するとZabbixネイティブな通信でセンサーデータをZabbixサーバーに送付することができます。
センサーの種類
コントローラとセンサーの接続は一般的なLANケーブルが利用できるので特殊なケーブルを購入しなくても済みます。センサーデータをコントローラへ送付することと、センサー自体への電源供給も1本のLANケーブルで行います。
今のところ接続できるセンサーには3種類あります。
- 温湿度・気圧センサー
- 1.5メートル温度センサー
- 接点センサー
温湿度・気圧センサーは3種類のセンサーが1つのボックスに入っているタイプです。
1.5メートルの温度センサーはRJ45端子が付属しているので、そのままコントローラへ接続できます。
接点センサーは見た目は温湿度気圧センサーと見た目はほぼ同一です。ケースを開けるとA/B接点があり、ここにマグネットセンサーなどを接続すればZabbixからは0/1データで状態を監視することができます。
コントローラから複数センサーを接続する場合はスプリッタを間に挟みます(スイッチングハブではなくて単純に線を分岐するだけのものです)。
日本国内ではこのRJ45のスプリッタが入手しづらく、いくつかのルートで比較的安価なものを購入はしてみたものの品質に難がある場合も多く、品質が良いものを探すのが少し難しそうです。引き続き良い購入先を探し中です。
試してみたい方はこちらまで
このセンサーを試してみたいという方は、上記のコントローラ、3種類のセンサーが1つずつ入った評価キットという形で製造してもらおうと思います。スプリッタは品質が良いものが見つかれば良いのですが、そこそこの品質のものでもよければ余ってるものを1個おまけで入れておきます。
とりあえず支払いは実際に私の手元に機器が届いてからで良いので、購入希望の方はセット数と氏名、メールアドレスを以下のフォームからご連絡ください(価格はリンク先にあります)。
- Zabbixセンサーキットの購入希望フォーム (締め切りました)
どのくらい興味のある方がいるか分からないこともあり、今年いっぱいまで募集を受け付けようと思います。2017年1月中には送付できるようなスケジュールで考えています。
なお、もともとこのセンサー自体はZabbix Conference(ラトビア本社開催)でお会いした方が実運用で利用されているものにZabbixエージェントプロトコルを実装したファームウェアを載せたもので、機器自体はキワモノではなくて数年の実績があるものです。Zabbix Japan社内でも1年ほどサーバールームと社内の温度・湿度監視に利用していますが特に問題なく継続利用できています。
ご質問などがあればコメントからよろしくお願いします。
追記:
VISA、Master、Amexであれば、PayPalではなくてもクレジットカード決済できるようになりました。領収書の発行も可能です。
追記2:
Amazonでコントローラ/センサーの販売を開始しました。詳細はこちら