2009年12月27日日曜日

Zabbix 1.8の動作に必要なパッケージ

Zabbix 1.8になって機能追加やソースの修正などで必要な関連パッケージが追加されてます。ついでなのでZabbixが要求するパッケージをまとめて解説しておきます。

Zabbixサーバ

  • fping: pingの死活監視を行うために必要。RedHat/CentOSには含まれていないので、epelZABBIX-JPからダウンロードしてインストールしてください。
  • iksemel: Jabberによるチャットの通知を行うために必要。これもRedHat/CentOSには含まれていません。
  • curl: Web監視を行うために必要。RedHat/CentOSの4系ではバージョンが古くて動作しないので、Web監視を行いたいならRedHat/CentOSの5系以上を使う必要があります。
  • net-snmp-libs: SNMP監視を行うために必要
  • unixODBC: データベース監視を行うために必要
  • libssh2: Zabbix 1.8以降で追加されたsshエージェント監視を行うために必要。1.0以上のバージョンが必要なので、いまのところepelに含まれるバージョンでも動作しません。ZABBIX-JPでパッケージを配布予定です。
Webインターフェース

  • php-gd: グラフやマップを描画するために必要
  • php-bcmath: 任意精度の数値計算を行うために必要
  • php-mbstring: マルチバイト文字列を扱うために必要
  • php-xml: Zabbix 1.8以降で追加。インポート/エクスポートのXMLファイルの処理に必要

2009年12月25日金曜日

Zabbix 1.8のユーザグループのパーミッションのバグ

Zabbix 1.8を新規でインストールする際に使用する初期インポート用のSQLに入っているユーザグループのパーミッション設定が間違ってました。「API access」と「Disabled」グループのパーミッションが入れ替わっています。



インストール後に手動で設定しなおせば良いだけなのですが、気付かないまま無効にしたいユーザをDisabledグループにした場合は意図した設定にならないので注意してください。

Zabbix SIAにもパッチ送付済みです。ZABBIX-JP配布の1.8のRPMには修正を含めてリリース予定です。


2009年12月24日木曜日

Zabbixのセキュリティ情報

Zabbixのセキュリティ情報が5件出てます。
2.のコマンド実行のセキュリティの問題は1.8で修正されていて、それ以外はすべて1.6.8までに修正されています。Zabbix SIAのバグトラッキングツールでは2.の問題も1.6系で修正するよ、とAlexeiからコメントがありました。
1.6.8がリリースされて以降もSubversionの1.6のbrunchにはいくつかのコミットが行われているので、もしかすると1.6.9のリリースがありそうな雰囲気です。

2009年12月20日日曜日

Zabbix 1.8のグラフの文字化け(4)

前回から引き続きZabbix 1.8のグラフまわりの修正です。

通常のグラフと概要画面の縦文字の表示については修正できましたが、トリガーの稼働率のグラフ([レポート] -> [稼働レポート]のリストから「グラフ」をクリックして表示されるグラフ)はZabbix 1.8で修正されておらず1.6以前と同じ表示になっています。しかも修正が中途半端にされたのか英語でも凡例が正しく表示できません。



このグラフをZabbix 1.8で新しく作られたグラフの文字表示用関数imageText()を利用するように修正するパッチを作成しました。

このパッチを当てることで日本語フォントを利用でき凡例も正しく表示できるようになります。



Zabbix SIAにも報告しておいたので、上記の修正がそのまま採用されるかどうかは分からないですが、次のバージョンで改善されると思います。

Zabbix 1.8のグラフの文字化け(3)

前回問題だった概要画面の縦の文字表示が正常に行えない件ですが、vtext.phpを以下のように修正することで正しく表示できました。フォントサイズと表示領域の大きさによって起きている問題だと思うので、IPAフォント以外のフォントを利用した場合は違う修正をした方が良い場合もあると思います。

imageText($im, 9, 90, $size['width']+3, $size['height'], $text_color, $text);
    ↓
imageText($im, 8, 90, $size['width']+3, $size['height'], $text_color, $text);



Zabbix SIAにも報告しておきました。

2009/12/20追記: Zabbix 1.8のグラフの文字化け対策(4)

2009年12月18日金曜日

Zabbix 1.8のグラフの文字化け(2)

前回からの続編です。

やっぱりIPAフォントが利用できた方が表示も奇麗だし、ということでIPAフォントのライセンスについてもう少し調べてみたところ、現在リリースされている一つ前のバージョン(2008/2にリリースされたバージョン002.03)であれば再配布も可能ということが分かりました。
しかも、最新のIPAフォントは.otfという拡張子になっていてUIゴシックフォントが削除されているのに対し、旧バージョンは.ttfでUIゴシックが含まれています。

IPA UIゴシックを利用してグラフを表示すると奇麗に表示できました。



できればソースはいじりたくないですし、ライセンス的にも問題なさそうなのでZABBIX-JPのRPMにはIPA UIゴシックを含める方向で考えたいと思います。

IPA UIゴシックを使った場合でも一ヶ所だけ問題があって、概要の表示の一部の表示が正常にできません(赤枠の部分)。ここは修正を行う必要がありそうです。



sazanami-gothicを利用した場合にグラフの縦表示が正常に行えない問題ですが、とある方から情報を頂きましてフォントファイルに埋め込みビットマップフォントが含まれているために発生しているのではないかということでした。
情報どうもありがとうございました!

2009/12/20追記: Zabbix 1.8の文字化け対策(3)

2009年12月16日水曜日

Zabbix SIAからクリスマスカードが届いた

Zabbix SIAのパートナーになっている企業にだけだと思うんですけど、毎年クリスマスカードが届きます。日本の会社がお得意様に年賀状出すような感じなんでしょうか。

去年はパートナー契約の担当者にだけ届いたのですが、今年は私にも届きました♪



2009年12月15日火曜日

Zabbix 1.8のグラフの文字化け

Zabbix 1.8ではグラフの表示方法が大幅に変わっていて、日本語が文字化けしてしまいます。(赤線の部分)


文字化けの原因は英語フォントを利用しているためで、日本語フォントを指定すれば日本語を表示することができます。ひとまずCentOSに付属しているさざなみフォントを利用して表示してみました。

まず、ZabbixのWebインターフェースのファイルがあるディレクトリの、fontsディレクトリにOSのフォントのシンボリックリンクを張ります。

# cd /usr/share/zabbix/fonts
# ln -s /usr/share/fonts/japanese/TrueType/sazanami-gothic.ttf .

次にWebインターフェースのファイルがあるディレクトリのinclude/defines.inc.phpの48行目あたり

44         define('ZBX_MAX_PERIOD',                        2*365*86400);   // ~2 years
45         define('ZBX_PERIOD_DEFAULT',                    3600);          // 1 hour
46 
47         define('ZBX_FONTPATH',                          realpath('fonts'));     // where to search for font (GD > 2.0.18)
48         define('ZBX_GRAPH_FONT_NAME',                   'DejaVuSans');          // font file name
49 /* END OF USERS DEFINES */
50 
51         define('ZBX_AUTH_INTERNAL',     0);

の「DejaVuSans」を「sazanami-gothic」に書き換えます。

するとグラフの凡例やタイトルは日本語を表示できたのですが、グラフの横軸の時間の表示が正常に表示されませんでした。この縦書き表示部分にはphpのImageStringUp関数が使用されているのですが、フォントとの相性があるようです。すべてのフォントで正しく表示させるためにはいちど横書きにして90度回転させた方がよさそうです。


試しにIPAフォント(再配布条件がややこしい旧バージョンのもの)を使ってみるときれいに表示できてます。でもフォントファイルだけ再配布できないので、ZABBIX-JPのRPMでは含められないですね...。


再配布条件が緩くなった現在のIPAフォントだとなぜか文字間の幅が広がってしまいます。


ということで、たんにフォントを置き換えただけでは表示上の問題やライセンスの問題でZABBIX-JPのRPMは作成できそうにありません。いちどsazanami-gothicを使って正常に表示させることができないかphp側の修正を試してみようと思います。

2009/12/18追記: Zabbix 1.8のグラフの文字化け(2)

2009年12月11日金曜日

Zabbix 1.8のWebインターフェースの動作に要求されるmbstring関数の問題

Zabbix 1.8がリリースされてインストールを試してみたというブログ記事をいくつか見かけたり、知人からメールをもらったりしているのですが、よくCentOS 5系でインストールをするとWebインターフェースのインストーラでPHPのmbstring supportのチェックでつまづいて先に進むことができないと報告を受けます。




このチェックはWebインターフェースのディレクトリのinclude/locales.inc.phpのmbstrings_available()関数でチェックされています。CentOS 5に付属しているPHP 5.1ではmb_stristrとmb_strstr関数が含まれないためにエラーになってしまっています。

39 function mbstrings_available(){
40         $mbstrings_fnc_exist =
41                 function_exists('mb_strlen') &&
42                 function_exists('mb_strtoupper') &&
43                 function_exists('mb_strpos') &&
44                 function_exists('mb_substr') &&
45                 function_exists('mb_stristr') &&
46                 function_exists('mb_strstr');
47 
48 return $mbstrings_fnc_exist;

ですが、これらの関数をgrepで探してみてもどこにも見当たりません。実際は使われていない関数なので、上記のチェックのうち該当する関数のチェックは外してしまっても問題ありません。

ZABBIX SIAのフォーラムでも同様のことが投稿されていたので、これはバグですね。おそらく次のバージョンで改善されるでしょう。


2009/12/11 追記:

後で気付いたのですが、Zabbix 1.8ではmbstring.func_overloadを2に設定する必要があるため、strstr関数がmb_strstr関数に自動的に上書きされて利用されることになります。

調べてみたところstristr関数はOracleデータベースを利用している場合のみ使われていて、strstr関数は利用されていませんでした。

ZABBIX SIAがどのように対応するか分からないですが、詳細が分かったら続編書きます。

2009年12月10日木曜日

Snow LwopardのMail.appでメールが文字化ける

Snow LeopardのMail.appでメールを送ったときに文字化けしてしまうことがあるようで、たびたび人から指摘されてました。

会社の文字エンコードに詳しい人に聞いて調べてみてもらったところ、どうやらMail.appに「〜」が含まれている場合に自動的にSJISに変換されて、かつ返信メールヘッダにcp932という標準化されていないエンコードが指定されているようです。Thunderbirdなど一般的なメーラではcp932というエンコードは登録されていないために文字化けしてしまっていました。

当然、Mail.appでは文字化けしないので自分では気付かずやっかいな問題です。しかも、メールの書名に「〜」を使っている人がいて、その人の書名が送信したメールに返信した場合はことごとく文字化けしている状況でした。

Leopardのときと同じように、ターミナルから以下のコマンドを実行することで解決しました。

defaults write com.apple.mail NSPreferredMailCharset "ISO-2022-JP"

毎度バージョンアップのたびに期待するのですが、Mail.appのエンコードまわりの処理は改善されないですね...。

2009年11月21日土曜日

ZABBIX 1.7のWebインターフェース


ここのところzabbix-1.7をコンパイルして色々と試してます。 

1.8ではかなり多くの機能が搭載されることになっているのですが、Webインターフェース、特に設定メニューまわりも大きく変わっています。

まずは設定メニューの2列目の構成。アイテム、トリガー、グラフはホストのメニューに集約されて、かわりにホストグループが2列目のメニューに置かれるようになっています。



続いてホストの一覧画面。アイテムやトリガーに直接アクセスできるリンクがつきました。



アイテムの画面では詳細なフィルタが利用できるようになっています。



グラフの表示はかなり大きく変わっています。アンチエイリアスフォントが利用できるようになって、表示期間の選択も1.6とはかなり異なっています。





1.7は現在でも開発が進んでいるので、各機能の詳細は少しづつレポートしていきます。

2009年11月20日金曜日

MacBook Proへの移行完了!

今週の月曜にMacBook Pro 13が届いて、1週間ほどかかってこれまで使っていたMacBook(黒)から移行しました。

購入したのはMacBook Pro 13のCore2Duo 2.26GHz/メモリ 2GB/HDD 160GBの標準構成の英語キーボードです。届いて電源を入れるまえにメモリを4GB、ハードディスクを500GBに入れ替えました。

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入れ替えは本体裏のネジを10本ほど外して裏蓋を外せば簡単に行えます。ハードディスクのマウンタを取り外すのに小さいトルクスドライバが必要でした。

そのあと付属しているリカバリディスクからOSをリカバリして使っていますが、今のところ相性の問題は出ていません。

MacBook(黒)と比べると以下のようにスペックがアップしています。

  • OS: Leopard → Snow Leopard
  • CPU: Core2Duo 2.0GHz → Core2Duo 2.26GHz
  • メモリ: 3GB → 4GB
  • ハードディスク: 200GB → 500GB
  • グラフィック: Intelオンボード → NVIDIA GeForce 9400M

使ってみた感想ではスペックの数値以上に快適になっていると思います。ハードウェアの構成だけでなくOSのアップグレードの影響もあると思いますが、OSやアプリは以前の半分くらいの時間でさくっと起動しますし、操作のひとつひとつが軽くなっています。

個人的にスペック以外のところで良くなったと感じたのは、

  • ディプレイの改善。MacBook(黒)では微妙なグラデーションが表示できず、特にGmailを開いたときに既読と未読の差が分かりづらかったりしました。
  • 軽い。毎日持ち歩いているので400Gの軽量化は思っていたより効果がありました。体感では本体とACアダプタをあわせてMacBook(黒)と同じくらいの重さだと思います。
  • 起動やスタンバイから復帰するときに、DVDドライブがウィウィーンと言わない。MacBook(黒)ではこの音がうるさくて、会議中に起動したりすると気になってました。
  • VMware Fusionでゲストマシンを起動したときにファンが回らない。VMware Fusion 3の改善かもしれませんが、これも以前は気になってました。
購入する前は、MacBook(黒)でも十分使えているし...とかなり悩んだのですが、結果としては今回は良い買い物でした。このスペックと本体の作りの良さで11万はかなり安い買い物だと思います。


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2009年11月19日木曜日

Ubuntu 9.10にEclipse 3.5+Subclipse 1.6をインストールする

Ubuntu 9.10にEclipse 3.5+Subclipse 1.6をインストールしたんですが、そのままではJavaHLがNot AvailableになってしまいSubclipseがうまく動作しませんでした。

libsvn-javaパッケージをインストールします。
$ sudo apt-get install libsvn-java
eclipse.iniにライブラリのパスを設定します。
-Djava.library.path=/usr/lib/jni
それでもうまくいかず、どうやらUbuntu 9.10に付属しているSubversionのGnome Keyringがうまく動作していないようで、~/.subversion/configを以下のように修正したところ動作しました。

[auth]
### Set password stores used by Subversion. They should be
### delimited by spaces or commas. The order of values determines
### the order in which password stores are used.
### Valid password stores:
###   gnome-keyring        (Unix-like systems)
###   kwallet              (Unix-like systems)
###   keychain             (Mac OS X)
###   windows-cryptoapi    (Windows)
# password-stores = gnome-keyring,kwallet
password-stores =

2009年11月15日日曜日

ZABBIX-JPでZABBIX 1.6系のRPMを公開しました

ZABBIX-JPでZABBIX 1.6系のRPMとyumリポジトリを公開しました。詳細は以下のURLを参照してください。
バグ報告などはこのブログのコメントやZABBIX-JPのバグ報告フォーラムでお願いします。

今回からzabbix-jp-releaseファイルで提供するyumリポジトリ設定ファイルは、不用意にメジャーバージョンアップが行ってしまわないようにZABBIX 1.4とZABBIX 1.6用を切り替えて利用するようになっています。詳細は以下のドキュメントに記載しています。
現時点では安全側に振ってデフォルトでは1.4系のリポジトリを利用するようになっています。1.6系を利用したい場合は手動で切り替えて利用してください。

ZABBIX SIAが1.6をリリースしてからだいぶんと経ってしまいましたが、ZABBIX-JPでもやっと1.6をリリースすることができました。1.8のリリースに間に合って良かったです。リリースにあたってテストやパッチ作成/提供を行っていただいたZABBIX-JPスタッフの皆様やミラクル・リナックスの方々にはお礼申し上げます。

2009年11月13日金曜日

ZABBIX 1.6.7がリリースされてます

ZABBIX 1.6.7がリリースされてます。

It is strongly recommended to upgrade 1.6.6 agents to 1.6.7 if you use active checks. An important problem related to incorrect processing of active checks has been fixed in 1.6.7.

ということで、アクティブチェックを使っているならアップグレードを強く推奨するそうです。 リリースノートの翻訳はこれから開始します。

そういえば、どこかで11/13にZABBIX 1.8がリリースされるという話を聞いたのでZABBIX SIAのエンジニアに聞いても正確なリリース日は教えてもらえませんでした。会社では本当に出るんだろうか?という議論になったんですが、ここ数日でSubversionに1.7.2のタグが打たれているので今日は出ないんじゃないかという予想になってます。


ZABBIX 1.6.xのインターフェース翻訳ファイル

現在作成中のZABBIX-JPがリリースする1.6.xパッケージに含める予定のZABBIX 1.6.x用のインターフェース翻訳ファイルを公開しておきます。現時点で最新版は以下からダウンロードできます。


ファイルのバージョンは1.6.4になっていますが1.6〜1.6.6の最新翻訳ファイルです。開発元にも送付していて1.6.6以降には取り込まれています。それよりも若干翻訳を改善しているのと、1.6.5以前をお使いの方でソースからインストールしている場合はこちらのファイルを利用いただければインターフェースが日本語化されます。

利用方法はja_jp.inc.phpをダウンロードして、ZABBIXのWebインターフェースがインストールされているディレクトリのinclude/locales/ja_jp.inc.phpと置き換えてください。

翻訳間違いの指摘やより良い訳の提案はこのブログにコメントいただくか、ZABBIX-JPフォーラムのバグ報告でお願いします。

ZABBIX-JPの1.6.xパッケージはもうすぐリリースします。今週末までにはお知らせできると思います。

Ubuntu 9.10にVMware Server 2.0.2をインストールする

購入したML115にUbuntu 9.10をインストールして、その上でZABBIXのRPMファイルのビルドするための環境を構築するためにVMware Server(執筆時点で最新版の2.0.2)をインストールしようとしたところ、通常の方法ではエラーがでてうまくいかなかったので対処方法を書いておきます。

対処方法といってもとても簡単。すでに同じ問題を回避するためのスクリプトを公開してくれている人がいます。
まずはVMware社のサイトからVMware Server本体をダウンロードして適当な場所に保存しておきます。続いて上記のページのHow toの項目の2番にある「Download my script from here」の「here」のところをクリックしてスクリプトを適当な場所に保存します。

ダウンロードしたスクリプトに実行権限をつけて、引数にVMware Server本体が置かれたディレクトリを指定して実行すれば自動的にパッチを当ててVMware Serverのインストーラを実行してくれます。

chmod +x vmware-server-2.0.x-kernel-2.6.31-14-install.sh
sudo ./vmware-server-2.0.x-kernel-2.6.31-14-install.sh 

あとは通常のVMWare Serverのインストールと同様に行うことができます。

MacBook Pro 13を購入者

少し悩んだあげく、ポチットなとやってしまいました。
Apple MacBook Pro 2.26GHz 13.3インチ MB990J/A
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会社の近くのベスト電気に行ってみたり家の近くのヨドバシカメラに行ってみたりしたのですが、やはり英語キーボードモデルは販売していないとのことで結局Apple Storeから購入しました。ベスト電気だとポイント18%還元で実質10万を切る価格で購入できるみたいなんですが...。英語キーボードに慣れてしまっているので仕方ないです。

上の画面では普通にApple Storeで購入するより若干安いんですが、これは会社の福利厚生で入っているBenefit Station経由で購入したから。毎月見えないところで給与から天引きされているわけですから、活用しない手はないです。

到着予定日は11/18日から11/20日ということでした。意外と1週間くらいかかるんですね。あとは4GBメモリと500GBハードディスクを別途購入して取り付ける予定です。

2009年11月10日火曜日

MacBook落とした!!

先日、毎日仕事に執筆にと起きている時間のほとんどを共にしているMacBook(黒)を落としてしまいました。

落としたときにはけっこう大きな音がしたので壊れたか!?と思ったのですが、OSは問題なく起動してます。ただ、DVDドライブのところが曲がってしまいドライブにディスクが入らないようになってしまいました。



もう2年以上毎日使い続けているので、バッテリーが少し盛り上がってきてたり、ハードディスクがときどき怪しい動きをしたりしていたりします。新しいMacBook Proも値下がりしていることですし、そろそろ買い替え時ですかね。

2009年11月9日月曜日

Ubuntu 9.10でML115のIPMIを利用する

先日購入したML115ですが、Ubuntu 9.10をインストールしてZABBIXのテスト用として使っています。ZABBIXは1.6系からIPMIを利用することができる機能を備えているのでそのテストも行いたいところなのですが、実はML115と同時購入したLights-Out 100cマネジメントモジュールが11月27納期なのでまだ届いていません。

ML115にはオンボードでIPMIチップが載っているので、ローカルであればipmitoolを利用してハードウェア情報を取得することができます。まずはOSからローカルのハードウェア情報を取ってみて、どのような値を監視することができるかを調査してみました。ローカルで取得できた情報はLights-Out 100cマネジメントモジュールを取り付けるとネットワーク経由でも取れるはず、という確認のためでもあります。

Ubuntu 9.10ではカーネルにIPMI関連のドライバが含まれていますが、私の環境では手動でモジュールをロードする必要がありました。

$ sudo modprobe ipmi_si
$ sudo modprobe ipmi_msghandler
$ sudo modprobe ipmi_poweroff
$ sudo modprobe ipmi_devintf
$ sudo modprobe ipmi_watchdog

続いてIPMIをコマンドから操作することができるipmitoolsをインストールします。

$ sudo apt-get install ipmitool

これで準備は完了です。以下のようにコマンドを実行するとローカルのハードウェアのステータス情報を表示することができます。

$ sudo ipmitool sdr
POST Error       | Not Readable      | ns
Memory ECC       | Not Readable      | ns
ACPI State       | 0x01              | ok
PCI Reset        | 0x00              | ok
CPU Fan          | 2035.00 RPM       | ok
Rear Fan         | 2052.55 RPM       | ok
CPU Diode        | 30.50 degrees C   | ok
Front Ambient    | 17.50 degrees C   | ok
System 12V       | 11.87 Volts       | ok
System 5V        | 5.12 Volts        | ok
System AUX 5V    | 4.98 Volts        | ok
System 3.3V      | 3.36 Volts        | ok
System AUX 3.3V  | 3.30 Volts        | ok
CPU Vcore        | 1.12 Volts        | ok
CPU 12V          | 11.93 Volts       | ok
HT 1.2V          | 1.20 Volts        | ok
Mem Vcore        | 1.79 Volts        | ok
MEM VTT          | 0.89 Volts        | ok
MCP55 1.5V       | 1.50 Volts        | ok
MCP55 1.4V       | 1.39 Volts        | ok
Therm-Trip       | 0x01              | ok
CPU Prochot      | 0x01              | ok
System Reset     | 0x01              | ok
NMI              | 0x01              | ok
PCI Error        | Not Readable      | ns
CPU Socket       | 0x02              | ok
LO100 Present    | 0x01              | ok
Watchdog         | Not Readable      | ns

それほど詳しいハードウェア情報は取得できませんが、ファンの状態や温度、電圧は監視しておけば役に立ちそうです。IPMIは実行速度が遅いのですが、OSから実行しているからでしょうかね?ZABBIXからIPMIをリモートで監視したときにタイムアウトが発生しないかが気になります。

2009年11月3日火曜日

2009/10/30〜31 OSC2009 Tokyo/Fall

2009/10/30〜31に開催されたOSC2009 Tokyo/FallにZABBIX-JPとしてセミナー&ブース出展を行いました。会場は蒲田の日本工学院専門学校だったのですが、私がこれまで行ったOSCの中でも一番奇麗な会場だったんじゃないかと思います。

まずは1日目。

10/30日は11:15〜12:00に私のセミナーを行いました。教室も今までで一番広く、おそらく80〜100人くらいは入る教室だったと思います。広めの会場にも関わらず、ほぼ満席状態でした。





今回はデモを交えたZABBIX 1.6の新機能とミラクルで実際に行った事例をあげてZABBIXをインストールした環境の説明とその時のZABBIXサーバの負荷状況などについて解説しました。

ミラクルで開催しているセミナー以外では初めてZABBIX 1.6の説明をしたことと、事例を使った解説を行ったことで、なんとなくですが聞きにきてくださった人の満足度も高かったんじゃないかと感じています。

このとき使った資料はZABBIX-JPのセミナー資料ページに掲載していますので、興味のある方はどうぞ。

思ったよりたくさんの人がセミナーに来てもらえたことと、ブースに来てくれた方も多かったので、この日は15時くらいには資料がなくなってしまいました。カンファレンス終了後に会社に戻って資料を印刷するはめに。

続いて2日目。

2日目はZABBIX SIA CEOのAlexeiが来てくれました。Alexeiが1日中ブースにいるのは退屈だろうということで、午前中は彼を連れて東京タワーに観光にいってました。



そのあと軽く昼食でラーメンを食べて会場に向かい、ブースを適当に回りつつAlexeiを知人に紹介して周り、15:15〜16:00にAlexeiのセミナーを開催。このセミナーはOSCの1週間前に彼と調整して実施することになり、集客期間が短かったので本当に人が集まるのかと心配していたのですが、結果的には立ち見が出るほどの大盛況でした。






内容もZABBIXを作った経緯からZABBIXの大規模システム監視、ZABBIX 1.8の新機能まで網羅されていて、とても良いセミナーでした。Alexeiも気楽に楽しんでセミナーをできたようで、OSCでセミナーをできたことをとても喜んでもらえたようです。

このときの資料もZABBIX-JPのセミナー資料ページに掲載しています。

そのあとは彼を連れてZABBIX-JPスタッフで飲み会に。結局彼をホテルに送り届けたのは23時を回ってたと思います。技術的なことや彼の考えなど、いろいろと話すことができてとても良かったです。今回初めてFace to Faceで会って話したのですが、メールでやりとりするよりも断然良いですね。ZABBIX-JPの活動についても理解してもらえたように思います。

今回は新しい内容のセミナーを行ったり、Alexeiとのスケジュールや彼ののセミナーなどの調整をしたりとバタバタしていたのですが、色々と骨を折った甲斐があったイベントでした。なにより私自身が楽しめた2日間でした。ご協力いただいたZABBIX-JPスタッフの方々やミラクルの方々、どうもありがとうございました!



2009年10月31日土曜日

IPA Forum 2009 日本OSS貢献者賞授賞式

昨日、IPA Forumで日本OSS奨励賞を受賞してきました。


 

生まれてこのかた表彰されたことなんて一度もなかったので、自分がこういう場にいること自体に違和感があります。早速Alexei (ZABBIX開発者&CEO)に連絡したところ、とても喜んでくれました。

貢献者賞を受賞された方々のプレゼンテーションも面白かったですよ(私は奨励賞なのでプレゼンはありませんでした)。受賞した方々も言われていましたが、この賞は自分一人だけの力ではなくて、周囲にいるチームや友人、家族の助けがあって受賞できたものだと思います。

式の前は私一人が受賞していいものだろうか...とも考えていたのですが、今は、私がみなさんを代表して受賞しただけであって、この賞はチーム全員でもらったものだと思っています。

これからもZABBIX-JPの活動をより広げていくことで、ZABBIXの普及やシステム運用管理の改善に貢献していきたいと思います。

追記:

Flickrでも写真が公開されています。

2009年10月27日火曜日

IPA 日本OSS奨励賞を受賞しました

IPAが毎年開催しているIPA Forum2009で、日本OSS奨励賞を受賞させていただくことになりました。

ZABBIX-JPの活動が認められて今回の受賞になったわけですが、まさか賞をいただけるとは思っていなかったので驚きです。日頃からご協力頂いている方々には改めて御礼申しあげます。

以下、IPAのプレスリリースを引用しておきます。

運用監視ソフトウェアZABBIXの日本コミュニティであるZABBIX-JPの代表を努めている。ZABBIX-JPの黎明期であった 2005年8月にZABBIX-JPを開催し、日本語ドキュメントの公開や掲示板の運用を行っている。近年、OSSのエンタープライズシステムへの普及に 伴って、運用監視についても急速に注目が集まるなか、そのZABBIX-JPの活動を通じてOSSの運用監視ソフトウェアの普及に多大な貢献をしている。

授賞式は10/29(木) 15:30〜16:00に明治記念館で行われます。

2009年10月24日土曜日

ZABBIX 1.7 & 1.7.1(alpha)がリリースされてます

気づいたらZABBIX 1.8のアルファ版である1.7と1.7.1がリリースされてました。いまZABBIX-JPコミュニティでリリースノートを翻訳中です。

開発スケジュール上はいまだにUTF-8対応の進捗度が0%なんですよね。アルファリリース直前の10/9のb8052までは試しているんですが、そのバージョンではまだマルチバイト対応が不十分でした。1.8の正式リリースまでに時間が取れたらパッチ作って報告しなきゃ...。

ちなみに、1.8は10/30リリース予定です。

2009年10月22日木曜日

Linux Symposiumのレセプションに出席してきました

昨日はLinux Symposiumのレセプションに出席してきました。

六本木ヒルズの52FにあるMADO ROUNGEというところで開催されました。Linus TovalsやAndrew MortonなどLinuxカーネルの有名なエンジニアをはじめ、日本のOSSに関わる方々も多く出席されてました。日本人と外国人の割合が半々くらいでしたかね。

Linusと話す機会があったのでZABBIXを知ってますか?ときいてみたところ、知らなかったようです。私はカーネルのことしか知らないですから〜と笑われてました。ほんとにカーネルにしか興味がないんだろうなぁという感じでした。

今日は私がLinux SymposiumでZABBIXのセッションをやる予定だったのですが、仕事の都合でZABBIX-JPスタッフ&ミラクルのZABBIXエンジニアに発表を変わってもらうことになりました。いままさに開発中のZABBIX 1.8についても話す予定です。これから私も聞きに行ってきます。

MADO ROUNGE、初めて行ったんですが景色もきれいで良かったです。普段は高くていけないんでしょうね〜。

2009年10月20日火曜日

HP ML115のキャンペーンやってますね

半年ほど前から待っていたのですが、気づいたらHP ML115のキャンペーンが始まってました。

ML115サーバが16,800円。NTT-X Storeなら2000円引きの14,800円で購入できます。ZABBIXの検証用に迷わずポチっとなとやってしまいました。 ついでにIPMIの検証もしたいのでLights-Out 100c リモートマネジメントカードもあわせて購入。マネジメントカードの方が本体より10,000円近く高いというのも変な話ですが。

私も会社の同僚から聞いて知ったのですが、このキャンペーン、年末から年始にかけて毎年やっていることで有名なんだとか。価格がありえないくらい安いこともありますが、ハードウェア構成的にもグラフィックカードが刺さったりとデスクトップにも転用できるので大人気だそうです。詳細はまとめWikiによくまとまっています。


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2009年10月18日日曜日

ZABBIX 1.6の新機能

ZABBIX-JPでも1.6リリース時にリリースノートを翻訳しましたが、リリースノートだけでは分かりにくので、改めて1.6の主な新機能をご紹介しておきます。

IPv6対応

ZABBIXの設定や監視対象の設定にIPv6を利用することができます。ZABBIXの全モジュールでIPv6に対応しました...とリリースノートには書いてあるのですが、次の1.8のリリースノートにSNMPのIPv6対応と書かれているので、まだ一部対応していないところがあると見て良さそうです。本格的な利用の再には要検証ですね。

IPMI対応

IPMIはサーバのハードウェア管理をするための規格やプロトコルのことです。最近であればサーバ用のハードウェアにはだいたいIPMI専用のポートがついてます。HPを例にあげると、サーバの裏側についているiLOポートのことです。

IPMIを使うと、CPU/マザーボードの温度やファンの回転数、電源モジュールの状態などのハードウェア情報が監視できたり、IPMIコマンドを実行することでリモートからOSを介さずに電源のON/OFFやリブートを行うことができます。ZABBIXがネイティブにIPMIによる監視とコマンド実行に対応したことで、ハードウェアの監視やハードウェアレベルでの再起動なども容易に行うことができます。

データベース監視機能の追加

リリースノートには書かれていないんですが、けっこう目玉だと思う機能です。ZABBIXサーバからODBCを介してデータベースにSQLクエリを発行し、結果を監視することができます。ODBCを使うので、MySQLやPostgreSQL、SQL Serverなどデータベースの種類を問わず監視することができます。

エスカレーションと繰り返し通知機能の追加

Webインターフェースの設定からみると大きく2つの機能追加になります。
1つはトリガー設定画面で障害発生中は継続してアクションを送信するオプションを選択できるようになったこと。これを有効にしておくことで、アイテム取得のタイミングで障害であればイベントを発生させることができます。

もうひとつはアクションの設定画面でエスカレーションの機能を利用できるようになったこと。エスカレーションを有効にすると、1〜6回目までの通知はAさんに、以降はBさんにメール通知、とか、1〜3回目まではメール通知、以降はサービスを自動で再起動する、など、アクションの実行回数に応じて実行するオペレーションを変化させることができます。

Webインターフェースからコマンドを実行

Webインターフェースからコマンドを実行させることができるスクリプト機能が追加されています。デフォルトではPingやTracerouteコマンドが設定されていますが、IPMIコマンドを登録したり、zabbix_getを使えばZABBIXエージェントにコマンドを実行させることも可能です。

コマンドの実行は下記のようにマップ上やトリガー画面から行うことができます。



パフォーマンスの改善

zabbix_server.confでStartDBSyncerを有効にすることで、ZABBIXサーバがデータベースへ書き込みを行う際のバッファを有効にすることができます(デフォルトで有効)。

ZABBIXエージェントもZABBIXサーバにデータ送付時にバッファを使うようになっているので、全体的にパフォーマンスと信頼性が向上しています。

また、1.6からはZABBIXサーバとZABBIXエージェント間の通信がXMLベースからJSONベースに変わっています。そのため1監視単位のデータ通信量が削減されています。

ZABBIXプロキシ

分散監視を行うためのZABBIXプロキシが追加されました。ZABBIXプロキシはZABBIXサーバに変わって監視を行うためのサービスで、Webサーバのリバースプロキシをイメージすると分かりやすいと思います。

分散監視の機能としては1.4でもノード機能がありましたが、ノードは監視設定も互いに同期するので、同期処理が収束するまでの間に設定を行うと監視設定が意図したものとは違うものになったり、ZABBIXサーバの負荷が高くなったりと運用しづらいものでしたが、ZABBIXプロキシはZABBIXサーバで設定と監視データを一元管理、監視はプロキシから、という構成になっているのでノードと比較してシンプルで軽量です。ただし、ZABBIXプロキシはWebインターフェースを利用することができません。

単純に負荷を分散させたい、異なる拠点やネットワークを監視したい、という場合はプロキシの利用をお勧めします。

ダッシュボード機能

Webインターフェースにダッシュボード画面が追加されました。トリガーの状態のサマリや最新のイベント情報、ZABBIXサーバの状態などが表示されます。また、ユーザごとにグラフ、マップ、スクリーンのお気に入りを登録しておき、ショートカットを作成することができます。



ダイナミックスクリーン

同じテンプレートを利用しているホストごとに、1つのスクリーン設定を横展開することができます。たとえばホストごとにCPU、メモリ、ディスク、ネットワークといったリソースのグラフを作成したい場合、1.4ではホストごとに作成をする必要があったものが、ダイナミックスクリーンを利用することが1つの設定で済むようになります。

グラフをドラッグアンドドロップで拡大

グラフ上をマウスでドラッグアンドドロップすることで、指定した範囲を拡大することができます。ドリルダウンで分析する際にとても便利です。



円グラフ

下記のような円グラフを作成することができます。



SNMPの動的インデックスに対応

SNMPでプロセスの状態を監視するような場合、プロセスとOIDが一意に決まらないことがあります。そのようなSNMP監視でも対応することができるようになりました。

Webインターフェースの改善

Webインターフェース自体の速度が改善されているほか、メニューの構成や操作など、細かいところで色々と修正が入っています。機能自体はそれほど変わっていませんが、1.4より操作し易くなっていると思います。


その他、細かいところではいろいろ修正が入ってます。詳細はZABBIX-JPサイトの1.6のリリースノート翻訳も参考にしてください。また、1.6の新機能の詳細を紹介するセミナーを10/30 11:15〜12:00にOSC Tokyo/Fallで行います。ぜひご参加ください。

2009年10月10日土曜日

ZABBIX 1.6のRPMパッケージ作成中...

本家リリースからだいぶん経ってしまったのですが、ZABBIX 1.6のRPMパッケージを公開すべく作業を行っています。10/30〜31のOSC Tokyo/Fallでご紹介できるように間に合わせたいと思っています。

1.6系は1.6.4あたりまではバグが多いですし、今から最初まで遡る必要性もそれほどないので、ある程度安定してきた1.6.4以降からリリースを出す予定です。

本家では1.6のWebインターフェースはUTF-8 Readyだと言っているんですが、1.6系は日本語を含めたマルチバイトに完全に対応しきれていません。アイテムのキーやトリガーの条件式に日本語を使うことができない状態です。そのあたりも改善してリリースしようと思っています。

2009年9月26日土曜日

日経コンピュータにZABBIXを取り上げていただきました

ちょっと時間が経ってしまいましたが、2009年9月16日号の日経コンピュータにZABBIXを取り上げていただきました。

OSS統合監視ツール推進協議会で取材を受けて日経BPの貴社の方に客観的に書いていただいた記事です。

「動向 統合運用管理ツール〜仮想化やクラウドも管理 人手を減らす仕組みを満載〜」(P114)内のコラム(?)でGroundwork Monitor、Hinmos、ZABBIXの3つのOSS監視ソフトウェアについて取り上げて頂いています。

記者の方からは色々と鋭い突っ込みがあったのでどの程度取り上げられるのかと少し心配していたのですが、実際に記事になったことを見て協議会の一同も一安心でした。

今回初めて取材というものを受けたのですが、またひとつ良い経験ができました。

2009年9月8日火曜日

日経Linux 2009年10月号に連載「基本から最新まで サーバ管理入門」を執筆しました

2009年9月8日発売の日経Linxu 2009年10月号に連載「基本から最新まで サーバ管理入門」の第1回「変わったノウハウ、変わらないノウハウ」を執筆しました。

ミラクル・リナックスのメンバーで全6回にわたってサーバ(特に自宅サーバ)の運用について執筆を行う予定です。

第1回の目次は以下のようになっています。ご参考ください。

  • はじめに
  • Linuxサーバと運用管理の現状
  • 運用の必要性と基本対策
  • 運用を楽にするための基本
  • 最新の運用ノウハウ
  • 想定するシステム環境

2009年8月20日木曜日

Software Design 2009年9月号に連載「ZABBIX実践活用講座」の第5回を執筆しました

2009年8月18日発売のSoftware Design 2009年8月号に連載「ZABBIX実践活用講座 〜サーバの特性を知り、監視すべき項目を知る〜」の第5回を執筆しました。

第5回の目次は以下のようになっています。ご参考ください。

  • BIND DNSサーバの概要と監視のポイント
  • BIND DNSサーバが停止したら自動的に復旧する
  • 特定のホスト名の名前解決が行えなければ管理者にメールを送信する
  • クライアントからの問い合わせ数をグラフ化する

2009年7月19日日曜日

Software Design 2009年8月号に特別企画「システム統合監視のABC」を執筆しました

2009年7月18日発売のSoftware Design 2009年8月号の特別企画「差がつくポイント教えます!システム統合監視のABC」の1章と4章の一部を執筆しました。

OSS統合監視ツール推進協議会のメンバーで執筆を行い、ZABBIXだけでなくシステム統合監視の一般的な考え方から機能、選定方法、活用方法、GroundWork Monitor、Hinemos、ZABBIXを例にあげたOSS統合監視ツールの紹介までを行っています。

目次は以下のようになっています。ご参考ください。

  • 1章: システム運用管理、統合監視とは 〜安定したシステムを保持するために〜
  • 2章: 統合運用管理/統合運用ソフトウェアを導入する前のプロセス
  • 3章: 統合監視ソフトウェアの機能 〜情報収集、障害検知、履歴管理〜
  • Appendix: システム監視機能の選定/活用ノウハウ 〜何を、どう使うべきか〜
  • 4章: 統合監視ソフトウェア紹介 〜GroundWork Monitor、Hinemos、ZABBIX〜

Software Design 2009年8月号に連載「ZABBIX実践活用講座」の第4回を執筆しました

2009年7月18日発売のSoftware Design 2009年8月号に連載「ZABBIX実践活用講座 〜サーバの特性を知り、監視すべき項目を知る〜」の第4回を執筆しました。

第4回の目次は以下のようになっています。ご参考ください。

  • Postfixの概要と監視のポイント
  • Postfixメールサーバが停止したらチャットメッセージによる障害通知を行う
  • メールの送受信数とキューの数によるPostfixメールサーバのリソースのグラフ化
  • キューの数が増えすぎたら自動的にholdキューに退避する

2009年6月19日金曜日

Software Design 2009年7月号に連載「ZABBIX実践活用講座」の第3回を執筆しました

2009年6月18日発売のSoftware Design 2009年7月号に連載「ZABBIX実践活用講座 〜サーバの特性を知り、監視すべき項目を知る〜」の第3回を執筆しました。

第3回の目次は以下のようになっています。ご参考ください。

  • MySQLの概要と監視のポイント
  • MySQLサーバが停止したら復旧手順を記載したメールを送信する
  • MySQLにアクセスし、正常に値が取得できなければメールで通知する
  • MySQLの負荷状況をグラフ化し、チューニングに役立てる

2009年5月19日火曜日

Software Design 2009年6月号に連載「ZABBIX実践活用講座」の第2回を執筆しました

2009年5月18日発売のSoftware Design 2009年6月号に連載「ZABBIX実践活用講座 〜サーバの特性を知り、監視すべき項目を知る〜」の第2回を執筆しました。

第2回の目次は以下のようになっています。ご参考ください。

  • Apacheの概要と監視のポイント
  • Webサーバが停止したら自動的にサーバをシャットダウンする
  • Webアクセスでエラーが発生、もしくは特定の文字列が表示できなければメールで通知する
  • Webサーバのコネクション数とOSリソース使用状況のグラフ化

2009年5月7日木曜日

Software Design 2009年5月号に新連載「ZABBIX実践活用講座」の第1回を執筆しました

2009年4月18日発売のSoftware Design 2009年5月号に新連載「ZABBIX実践活用講座 〜サーバの特性を知り、監視すべき項目を知る〜」の第1回を執筆しました。全6回の連載を予定しています。

第1回の目次は以下のようになっています。ご参考ください。

  • はじめに
  • ZABBIX概要
  • SSHサーバの監視
  • ZABBIXによるSSHサーバの監視

2009年4月6日月曜日

英語メール作成に役立つサイト

最近、リリースノートの翻訳やZABBIX本家とのやりとりに英語メールを作成する機会が増えてきました。ビジネス英文メールを書く場合、文章が間違っていないかどうかだけでなく、言い回しが失礼になっていないかどうかなどにも注意する必要があるため色々と気を遣います。

そこで翻訳サイトなどで色々と調べるわけですが、いくつか英文メールを書くうちに利用するサイトが固定されてきました。私が普段翻訳や英文メール作成の際によく活用しているサイトのご紹介します。

Yahoo!翻訳

翻訳サイトの中でも定番中の定番なのでしょうが、Google翻訳やExcite翻訳などと比べても精度が非常に高ように思うのであえてご紹介。翻訳前の文章と翻訳後の文章が左右に表示されて、単語にマウスを持って行くと対訳部分がハイライトされたり、そのまま辞書に飛ぶことができるのはとても便利です。

スペースアルク: 英辞郎 on the WEB

有名なオンライン辞書サイトです。例文の量が非常に豊富なので、熟語の用法や言い回しなどを調べるときに重宝しています。書籍やダウンロード販売で辞書データを購入することもできますが、常にデータが更新されているため私はオンラインで利用しています。

英語学習辞典

辞書サイトというより、例文サイトといった感じで、よく使われるフレーズの例文が多く集められています。特にビジネスメールでよく使われる例文が充実しているため、ある程度文頭の言い回しや使うフレーズが決まっている場合はかなり参考になると思います。

2009年2月25日水曜日

OSC2009 Tokyo/Springへのご来場ありがとうございました

2009/2/20(金)〜2009/2/21(土)に開催されていたオープンソースカンファレンス2009 Tokyo/SpringにZABBIX-JPとして出展&セミナーを行いました。ZABBIX-JPブースもしくはセミナー、ミラクル・リナックスのブースにお立ち寄り頂いた方々、どうもありがとうございました。

今回のZABBIX-JPセミナーでは、コミュニティの方々に参加頂いてZABBIXの利用事例を話していただきました。初めての試みだったのですが、内容的にも濃いセミナーができて良かったと思っています。アンケートの結果からも概ね好評いただけたようで安心しました。

セミナーの資料はZABBIX-JPこちらのページで公開しています。

また、セミナーではミラクル・リナックスの有志にビデオと写真を取ってもらえました。

1番最初の私のパートです。今回初めてZABBIXを知ったという方が多かったので、多少詳しく説明していたら思ったより時間がかかってしまいました。

2番目の伊藤さんのパートです。Webシステムの監視事例ということで、事例のような形で話していただきました。

3番目の半澤さんのパートです。ネットワーク機器のパフォーマンス測定にZABBIXを利用するとは、思ってもいなかった利用方法で目からウロコでした。

今回のセミナーは具体的な事例を取り込んで3部構成にしたり、スタッフの方に登壇していただくなどZABBIX-JPとしては新しい試みだったのですが、私個人としてはとても良いセミナーにできたのではないかと思っています。

事前の準備など色々と大変ですが、新しいことには積極的に取り組んでいきたいですね。今回は各パートが15分と短めだったので、個別に時間を取ってZABBIX-JP主催の勉強会でもできればいいかなぁ〜などと考えを巡らせてます。集客が一番大変になりそうな気はしてますが。

2009年2月18日水曜日

Googleで「ZABBIX」と検索するとAmazonの広告が...

Google Adwordsでミラクル・リナックスのZABBIXの広告を出すために色々と調べていたところ、「ZABBIX」で検索するとAmazonの広告が出てくることに気づきました。

クリックすると私が書いたSoftware Design誌やNagiosの本などが出てくるので、かなり的確な広告です。Amazonってどういう基準でAdwordsに広告出してるんでしょうね。ZABBIXもそれなりに有名になってきたということでしょうか。

全然関係ないですけど、Software Design誌のバックナンバーって定価以上で取引されているものもあるんですね。中には定価の2〜3倍以上の号もあって驚きました。

2009年2月13日金曜日

Developers Summit 2009が無事終了

昨日、今日と開催されいたDevelopers Summit 2009へZABBIX-JPブースとして出展していました。

Developers Summitは開発者やプロジェクトマネージャ向けのセミナーが多く用意されていて、OSCとはまた違った雰囲気でした。これまでとはまた違った方々とお話することができ、とても良かったです。

お立ち寄り頂いた方々、どうもありがとうございました!

2009年2月6日金曜日

週刊BNC 2009/2/2号でZABBIXを取り上げていただきました。

週刊BCN 2009/2/2号で、ミラクル・リナックス社のZABBIXサービスについて取り上げていただきました。

取材を受けたのも、こういった形で記事にしていただくのも初めてだったので良い経験になりました。写真付きで出ているのでちょっと照れくさいですが。

一般の書店で買えるものなのかどうかは知らないのですが、個人で買うというよりは企業で定期購読されている場合が多いのではないかと思います。会社にあればぜひ読んでみてください。