2013年10月30日水曜日

Zabbix Japan 1周年&Zabbix Conference Japanを開催します

気づいたらZabbix Japanを設立してから1年が経ちました。ちょうど昨年の10月1日に設立をしたので、今月の1日に1周年でした。

ラトビアから帰ってきてその日に法務局に設立申請を出しに行ったのがつい最近のようなそうでないような。いずれにしても、なんとか1年無事に過ごすことができました。20社まで増えたパートナーさんや関係者の方々にも色々と助けていただき、会社としても順調に成長できています。どうもありがとうございます!

1周年を記念して、というわけではないですが11月22日に日本で初開催となるZabbix Conference Japanを開催します。

Zabbix conference japan 2013 banner

予想を超えて申し込み開始後すぐに埋まってしまったので来れない方も多いのではないかと思います。会場の都合上どうしても定員は増やせないものでして、来年はもう少し広いところで開催できないか、早いうちから検討したいと思います。

いろいろな企業の方に登壇いただくことができ、パートナーさんからスポンサー協力もたくさん頂きましてどうもありがとうございます。あとは当日、来場いただく方に満足していただけるよう着々と準備を進めていますので楽しみにしていてください。

カンファレンスのあとは懇親会を行います。今回は初開催ということもあり、ちょっと豪華なレストランでの開催を予定してます。懇親会ではZabbixグッズなど当たるイベントを企画中なのですが、なんと、弊社のアプライアンスのハードウェアをご提供頂いているぷらっとホームさんからZabbix Enterprise Appliance ZS-5200を1年の保守までつけて1等賞としてご提供いただけることになりました!ということで懇親会もお楽しみに!

忙しさにかまけてこの1年はあまりコミュニティ活動や勉強会などに割ける時間がほとんどなかったのですが、次の1年はもう少し自由になる時間が欲しいなぁと思ってます。

2013年10月2日水曜日

Zabbix Conference 2013に参加してきました

2013年9月6日(金)から7(土)にラトビアで開催されたZabbix Conference 2013に参加してきました。

参加してきましたというよりは主催者側でもあるのですが、今年はラトビアにいたときとは違って準備の手伝いなどはあまりしていないため、参加者側の気分で参加してました。

今年も20カ国から152人の参加と世界各国からたくさんのユーザーに来ていただきました。Zabbix Conferenceは今年で3回目です。どちらかというと技術トピックが多く回を重ねるごとに内容が濃くなってきているように思います。ユーザーが増えてきて、より深いところまで活用している人が増えてきているのだと思います。

2日間あるトピックのうち2つがZabbix社からのセッション、2つがスポンサーからのセッションで、それ以外はユーザーからのセッションでした。今年日本からはZabbixのパートナーでもあるNTTコムテクノロジーさんとSRA-OSSさんがスポンサーになっていただきました。どうもありがとうございました!

セッションの数は非常に多かったので、個人的に面白いと思ったのは以下のセッションです。

  • Zabby - Zabbix Agent Written in Python : ZabbixエージェントのPython実装 (Evgeniy Petrovさん)
  • Which Database is Better for Zabbix? PostgreSQL vs. MySQL : ZabbixバックエンドDBとしてのPostgreSQLとMySQLのパフォーマンス測定 (SRA-OSS 盛さん)
  • Monitoring Outside the Box. External Factors in Your Datacenter : Zabbixから温湿度、振動、光などのセンサーを監視 (Alf Solliさん)
  • Why on Earth Was I Not Notified!? : Zabbixのアクション実行確認機能 (Volker Fröhlichさん)

あとはZabbixからも以下の2つのセッションがありました。

  • Zabbix: Where We Are (Alexei)
  • The Highlights of Zabbix 2.2 (Pavel)

すべてのプレゼンテーションは以下のページから閲覧できます。今後動画の公開も予定されているので、編集が完了次第同じページにアップロードされるはずです。

あとは私が各セッション中にツイートしたものを@snowy_morningさんがまとめてくださったものがあります。

Zabbix Conferenceは毎年開催期間中に参加者も交えたファンスタッフアジェンダという企画があり、今年もボーリングやパーティ、観光など盛りだくさんでした。

いくつか写真を貼っておきます。すべての写真はZabbix社サイトのフォトギャラリーに掲載されているのでこちらもよろしければどうぞ。

Zabbix Conferenceイベントの前夜祭はボーリング

勝ったチームには特大ビールというのは昨年からのお約束ですね

次の日からが本番。今年は開催期間中本当に天気が良かったです。

会場の様子です。

1日目が終わったあとのパーティー

ラトビアでは超有名なバンドらしいのですが…ごめんなさい、知らないです。

パーティーの最中、投票が多い新機能追加要望から1つ選んで2.2に実装しますよ!という企画をやってました。ZBXNEXT-581はローレベルディスカバリに複数のフィルタを追加できる機能です。ただいま絶賛開発中です。

2日目。パーティーの次の日ですけどみなさん真剣に質問してました。

会場ではZabbixグッズも販売してました。このマグカップはいくつか日本に持って帰ってきましたが、大量に持って帰ってこれないので日本国内には20個もないレア物です

最後はAlexeiのクロージングスピーチで終了しました。

これで終わりではなく、そのあと有志をつのってバスに乗り込みルンダーレ宮殿の観光にいきました。

内部はこんな感じ。ベルサイユ宮殿を小さくしたような建築物です。ラトビア観光ではお勧めできる1つです。

そのあとも打ち上げと称した飲み会で結局夜中まで飲んでました。

日本からはちょっと遠いですが、毎年こんな形でZabbix Conferenceは開催されていますので、来年は日本からの参加者をもっと増やしたいですね。Zabbixでもなければラトビアに行く機会もないと思うので、ぜひご参加ください!

2013年4月4日木曜日

第1回Zabbixパートナー会を開催しました

本日、第1回Zabbixパートナー会を開催しました。

Zabbix Japanの設立時にもパートナー企業の方々に集まっていただいてZabbix Japanの設立目的などの説明を行ったのですが、そのときは11社28名の参加、今回は14社40名の参加とパートナー企業様も増えてきています。

今回はラトビアの本社からCEOのAlexeiにも来てもらって、冒頭の挨拶をしてもらいました。私からはこの会の設立主旨、今後Zabbix Japanから提供するサービスや、今検討しているサービス、Zabbix 2.2の新機能などについて説明を行いました。

ご存知の通りZabbix社はZabbixソフトウェアをオープンソースで公開しているわけですが、開発自体は企業で行っています。当然、自分たち(社員)が生活していくための最低限の収益が必要なわけで、その大部分はテクニカルサポートとトレーニング、開発サービスです。

そういった意味ではZabbixはパートナーとサポートカスタマーからのスポンサーシップで開発が継続できているんだ、という気持ちで日々仕事をしてます。

Zabbix Japanはパートナー経由でのみオフィシャルサポートを提供していますので、日本ではパートナー企業と一緒に成長し、良いサービスを継続的に提供していくことがとても大切だと考えています。「成長」にもいろいろありますが、一番重要なのは技術力ですから、

  • Zabbixの新バージョンについての情報
  • 既知の問題など
  • 私を含め、Zabbix社が持っている情報やノウハウ

などをパートナーとうまく共有できるような仕組みを作っていきたいと考えています。

一方向の情報発信だけだと長続きしないので、パートナー各社がそれぞれ実施していて、かつ手間を省きたいと考えている部分。例えば新メジャーバージョンの機能検証などは共同で実施できると良いですね。

具体的にどういったことを実施していくかなど決めなければいけないことはたくさんありますが、パートナー支援のために日本に帰ってきて支社を設立したので、今年はパートナーとどうやって密にコミュニケーションを取っていくかを考えて実行に移していく1年にしたいと思っています。

終了後には懇親会も開催しました。各パートナーの方に自己紹介いただいたりして、交流もいただけたようで良かったです。また定期的に開催していきたいと思います。

2013年3月10日日曜日

Zabbixオフィシャルリポジトリを公開しました

ZabbixオフィシャルRPM/Debリポジトリを公開しました。

以前の記事で事前公開していたものと全く同じ構成で、正式にGPG署名されたものを公開しています。

正式公開にあたってyumやaptによるインストールとアップデートができるようになっていますので、ここではリポジトリの登録方法を紹介します。正式なドキュメントの方もあわせてご参考ください。

RHEL、CentOS用yumリポジトリの登録方法

RHEL、CentOSのバージョンによって以下のようにリポジトリ登録用RPMをインストールしてください。

  • RHEL5/CentOS5
  • # rpm -ivh http://repo.zabbix.com/zabbix/2.0/rhel/5/x86_64/zabbix-release-2.0-1.el5.noarch.rpm
  • RHEL6/CentOS6
  • # rpm -ivh http://repo.zabbix.com/zabbix/2.0/rhel/6/x86_64/zabbix-release-2.0-1.el6.noarch.rpm

上記パッケージのインストールが完了したら、yumリポジトリを利用できるようになっていますので、以下のコマンドでZabbixサーバーとエージェントをインストールできます。

# yum install zabbix-agent zabbix-server-mysql zabbix-web-mysql zabbix-web-japanese

日本語環境で利用する場合はzabbix-web-japaneseパッケージをインストールしてください。このパッケージをインストールしない場合はグラフで日本語が正しく表示されません。依存関係で必要なものはすべて自動解決されてインストールされます。Zabbixサーバーの動作に必要なfping、iksemel、libssh2パッケージなどもオフィシャルリポジトリで用意していますので、epelなど他のリポジトリを追加で登録する必要はありません。

zabbix_getコマンドとzabbix_senderコマンドは別パッケージに別れていますので、必要に応じてzabbix-getパッケージとzabbix-senderパッケージを指定してインストールしてください。

以降のインストール手順は事前公開の記事の「データベースの設定と初期データのインポート」以降と同様です。

Debian、Ubuntu用aptリポジトリの登録方法

ZabbixオフィシャルリポジトリではDebian 6、Ubuntu 10.04 LTS向けのdebパッケージとリポジトリも公開しています。Ubuntu 12.04 LTS向けのパッケージは現在準備中です。OSによって以下のコマンドでリポジトリ登録用debパッケージをインストールしてください。

  • Debian 6
  • # wget http://repo.zabbix.com/zabbix/2.0/debian/pool/main/z/zabbix-release/zabbix-release_2.0-1squeeze_all.deb
    # dpkg -i zabbix-release_2.0-1squeeze_all.deb
    # apt-get update
  • Ubuntu 10.04 LTS
  • # wget http://repo.zabbix.com/zabbix/2.0/ubuntu/pool/main/z/zabbix-release/zabbix-release_2.0-1lucid_all.deb
    # dpkg -i zabbix-release_2.0-1lucid_all.deb
    # apt-get update

DebianやUbuntuの場合、dbconfigの機能によって自動的にデータベースの作成と初期DBのインポートが行われるようになっているのですが、MySQLの場合データベースのエンコードがlatin1のままになってしまいます(dbconfig側の設定で指定できないためです。PostgreSQLの場合は問題ありませんし、Debian 7もしくはUbuntu 12.04では修正されると思われます)。そのため先にMySQLデータベースのインストールとデフォルトエンコードの設定を行った上でZabbixのパッケージをインストールする必要があります。

以下のコマンドでMySQLサーバーをインストールします。インストール途中にMySQLのrootアカウントのパスワードを聞かれますので設定しておいてください。

# apt-get install mysql-server

/etc/mysql/my.cnfの設定を変更し、デフォルトのキャラクタセットを指定します。

[mysqld]
...

character-set-server=utf8
innodb_file_per_table
innodb_buffer_pool_size=512M # 搭載メモリによって適切な値を設定
innodb_log_file_size=64M  # innodb_buffer_pool_sizeを増やしたらこちらも増やしておく

...
[mysqld_safe]

設定を反映させるためにMySQLを再起動します。

# /etc/init.d/mysql restart

また、日本語環境で利用するためにグラフ用のフォントを先にインストールしておきます。おすすめはvlgothicフォントまたはIPAフォントです。

# apt-get install ttf-vlgothic
または
# apt-get install otf-ipafont-gothic

ここまで設定したらZabbixのパッケージをインストールします。DebianやUbuntuでは日本語ゴシックフォントがインストールされていれば、自動的にそのフォントを利用するようになっています。途中でdbconfigを利用する選択を行うと、MySQLのrootアカウントのパスワードとZabbixの初期DB接続用のパスワードが聞かれますので入力してください。dbconfigがZabbixの初期DB作成とDB接続用の設定を行ってくれます。

# apt-get install zabbix-agent zabbix-server-mysql zabbix-frontend-php

以降のインストール手順は事前公開のときの記事の「Webインターフェースの設定」以降と同様です。

今後のZABBIX-JP配布のRPMパッケージについて

ZabbixからオフィシャルのRPM/Debパッケージが正式公開されましたので、今後はZABBIX-JPではRPMパッケージの作成は行いません。ZABBIX-JPではオフィシャルリポジトリの公開を待っていたためZabbix 2.0のパッケージは作成していませんでした。Zabbix 1.8はすでに古いですし、2.0で解決されている根本的な問題がいくつかあります。

また、Zabbix 1.8からZabbix 2.0のアップグレードは履歴データのテーブルの変換をともなうため、1.6->1.8や2.0->2.2のアップグレードと比較すると時間がかかります。監視を無停止でアップグレードする方法もあるのですが、通常は履歴データの量に応じて数十分から数時間程度かかると考たほうが良いです。そういったことも含め、今後Zabbixをインストールされる場合はオフィシャルのZabbix 2.0パッケージをインストールすることをお勧めします。

2012年10月9日火曜日

Zabbixの日本支社、Zabbx Japanを設立しました

2012年10月1日にZabbixの日本支社、Zabbix Japanを設立し、代表に就任させて頂くことになりました。

Latvijas vēstnieks Japānā apsveic Latvijas IT uzņēmuma ienākšanu Japānā

10月3日に記者会見を行い、Zabbix CEOのAlexei、私から支社設立の詳細の説明、ZabbixのパートナーであるNTTコムテクノロジー様、在日ラトビア大使のPeteris Vaivars様から賛同の言葉をいただきました。

記者会見ではたくさんの記者の方に集まっていただき、どうもありがとうございました。いくつかのWebサイトに記事を書いていただきました。

  • ITPro: OSS統合監視ツールZabbixが日本法人設立、サポートを強化
  • クラウドWatch: オープンソース統合監視ソフトを開発するZabbixが日本支社を設立
  • 朝日新聞デジタル: オープンソース統合監視ソフトを開発するZabbix社が日本支社を設立〈BCN〉
  • @IT: Zabbix、Chef……OSSのインフラ運用支援ツールが日本のビジネス強化
  • 設立の経緯や目的などは上記記事を見て頂ければと思います。また、10月10日(水)〜12日(金)に開催されるITPro EXPO 2012でもブース展示とセミナーを行います。より詳細を聞かれたい方はぜひブースにお越し頂ければと思います。(セミナーでもZabbix Japanについて説明予定です。申し訳ないのですが現時点でセミナーは満員御礼とのことでした。)

    日本を離れたのが昨年の4月、ちょうど1年半ほどラトビアで生活をしてきたわけですが、Zabbix SIAのとても優秀なエンジニアやセールス/マーケティングの人たちと一緒に仕事ができ、自分自身もかなりスキルアップできたように思います。初海外生活ということもあって、毎日が新しいことだらけでエキサイティングな日々でした。

    ラトビアはとても住みやすかったこともあって、後ろ髪引かれる思いで日本に帰ってきたのですが、今後は日本国内、日本時間で活動ができるようになります。インターネットがあれば日本国内のニュースを見たり、Twitter/Facebookでの連絡は簡単ですが、勉強会に参加したりユーザーさんと直接話ができないのは寂しいところがありました。

    今後は同じタイムゾーンで技術サポートやコミュニティ活動ができるだけでなく、オフィシャルサービスの質と内容をより向上させるために、パートナー企業様とも連携して尽力して行きたいと考えています。

    Zabbix Japanの営業開始は10月16日(火)です。弊社連絡先はプレスリリースを参照ください。また、設立とあわせて協賛いただけるパートナー様と一緒に「Zabbixサポート10%割引キャンペーン」も実施しますので、こちらもぜひご利用ください。

    ラトビアの生活についてはまた後日、別エントリを書こうと思います。