いよいよ2011年も最後、特に予定もないけれど年末年始はどう過ごそうかと考えていたときに、会社の同僚からボートツアーに誘われました。この寒い時期にボートツアー?と最初は断っていたのですが、ぜひ来なよ、という誘いもあって行ってみることにしました。
実は夏前くらいから何度となくボートツアーに誘われていたのですが、誘ってくれていた人が忙しくタイミングを逃していました。今の気温はそれほど低くないし、次回の春先にあるツアーは今よりも寒くて雪解け水で川の流れも早くなってより濡れるから、今回の条件はそれほど悪くないよ、とのことでした。
当日の朝は快晴にはならなかったものの、気温もそれほど低くなく風も穏やかな日になりました。正確な気温は覚えていないですが、最高気温5度、最低気温0度くらいだったと思います。私たちは車を持っていないので、誘ってくれた同僚の知り合いにリガ市内まで迎えに来てもらい、一旦同僚の家で準備をしてから出発地まで向かいました。
出発地はCesisという街の近く、リガの中心地から北東に100キロほど離れた場所です。車で1時間くらいのドライブの間、同僚はずっとビールを飲みっぱなし。私も一緒に飲んでいたのですが、彼は自宅で準備している間も飲んでいたので、到着までに500mlのボトルを3-4本開けてたんじゃないだろうかという勢いです。ラトビア人恐るべし。
これから下る川です。かなり緩やかな流れで安心しました。ラトビアは12月にもなると気温も氷点下になり、このあたりも雪で覆われているのが普通で、今年の気温は記録的に暖かいんだそうです。
みんなで協力してボートの準備。ゴムボートを足踏みタイプの空気入れで膨らましているところ。
念のためのライフジャケットを着ていざ出発です。ある程度着込んでいたことと、オールを漕ぐので寒さは全く感じませんでした。時期も時期なので両岸に動物を見ることはありませんでしたが、鳥が水面を泳いでいるのを見たり、ほとんど音のない中、森を両手にボートで進むのは久々に自然を満喫した気分でした。
ボートから撮った夕日。今の時期ラトビアは日本よりも日が短く、4時くらいには日が沈んでしまいます。ボートに乗る前は2時間くらいで目的地に到着予定だったのですが(同僚はもっとかかるだろうと思っていたそうですが)、川の流れが緩いためか予定より時間がかかってしまい、急がないと日が暮れてしまいそうです。
急がないと暗くなっちゃうねー、なんて話していると…急に空がどんよりしてきたかと思うと、小さな霰(あられ)が降ってきました。不吉な予感
最初の霰は小降りで一旦止んだのですが、2回目は本格的に降ってきました。
ボートの上もこんな状況
このあとは寒さと雪と日暮れのためあまり写真は撮れませんでした。最終的に霰は雪に変わり、予定より1-2キロほど早めに岸に上がって車で迎えにきてもらいました。迎えに来てくれた人は、こんな日にボートツアーに行くなんてクレイジーだと行っていましたし、実際に最後の方は大変でしたが忘れられない良い思い出になりました。後でGPSのデータを見てみると16.4キロのボートツアーでした。
ボートツアーから帰ってきたあと、ボートツアーに誘ってくれた同僚が自宅でパーティーをやるんだけど、よければ参加しない?と誘ってくれ、特に年越しのときの予定もなかったので参加させてもらうことにしました。
ボートツアーの出発の前にも少し寄らせてもらった同僚の家ですが、森の中の暖炉のある家、といういかにも北欧な感じのする素敵な家でした。
みんなで集まれるキッチンや、
家の真ん中にある暖炉
2階には卓球台ががありました。
これは採ってきた草やハーブなどでお茶を作ってるんだそうです。
ラトビアでは年越などイベントのときにはコイを食べるんだとか。スーパーなどでも水槽で泳いでいるのをよく見かけます。
このコイにバター、レモン、ハーブ、ニンニクなどをつめて、ポテトと一緒にホイルに包み、
オーブンで1時間くらい焼いてできあがり。
日本ではコイというとあまり美味しそうなイメージがないですが、白身魚のような全く癖のない味でとても美味しかったです。
他にもラトビアではよく食べられているサラダやチーズ、Laimaのチョコレートなどなど、色々な食事がありました。
これは採ってきた野菜を使って作った手作りのピクルス。ラトビアでは色々なものをピクルスにして食べます。
これはツナの入った何か。食べた感じはツナマヨのタコス巻きという感じでした。
ラトビアでよく食べられている黒いライ麦のパンです。これは中にナッツが入っていました。このパンにチーズや野菜、サラダなどを挟んで食べていました。
ラトビアではちょうど年を越す12:00には皆で外にでてスパークリングワインを開けるんだそうです。その準備も万端。RIGASと書いてあるのがラトビア産のもので、お祝いごとがあると必ずといっていいほど飲まれています。味は甘めで癖がなく飲みやすいです。
みんなで遅くまで飲んだり食べたりして楽しんで、この日はそのまま泊まらせてもらうことになりました。今日はボートツアーから年越しのパーティまで、ラトビアを満喫できた1日でした。
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