今日は日本から来ている知り合いと一緒にルンダーレ宮殿(Rundāles pils)に行ってきました。
ルンダーレ宮殿はラトビアのリガからバスを乗り継いで1時間30分から2時間くらいのところにある宮殿です。"バルトのヴェルサイユ"とよばれる豪華なバロック様式の建築です。
ヴェルサイユ宮殿を参考に設計されたらしいのですが、大きさは全然小さいです。でも内装などはとても豪華で見応えがありました。
リガからルンダーレ宮殿にいくためには、まずリガのバスステーションからバウスカ(Bauska)行きのバスにのります。1時間に1〜2本出ていて、バウスカまでは1時間程度です。バウスカに着いたら、同じバスターミナルからルンダーレ宮殿方面のバスに乗り、Pils Rundālesというバス停で降ります。
ルンダーレ宮殿行きというバスは出ていないので、バスターミナルの窓口か、その辺の人に聞いた方が良いと思います。バウスカからルンダーレ宮殿行きのバスは乗車の際に運転手にお金を払います。本数は1時間に1〜2本程度ありますが、帰りのバスはあまり遅くまではないので、早めに行くのが良いと思います。
これがルンダーレ宮殿の外観です。現在は博物館として公開、保護されているのでとても奇麗に保たれています。
入り口で入館料(ルートによって異なる。全部見て6Ls)とカメラの撮影料(1Ls)を払い、あらかじめ決められたルートに従って内部を回るようになっています。
これが最初に入る黄金の間です。金色の装飾とか、天井画が迫力あります。
その奥にある白の間。天井と壁のレリーフが豪華です。
白の間に隣接してある磁器の間。ここに置かれている磁器は中国製と日本製のものだと書いてありました。
他にもたくさんの部屋があり、それぞれが異なる絵や磁器、装飾で飾られています。代表的な部屋はこんな感じです。
上の部屋の左奥の隅にある、床から天井あたりまで伸びた四角いものは暖炉のようです。ほとんどの部屋にこれと同じものが置かれています。一番したの部分で火を焚いて、煙は外に出るようになっているのだと思いますが、詳しい説明を見つけることができませんでした。
この暖炉、磁器でできていて絵が書いてあるのですが、近づいてみると意外と雑なのが面白かったです。
赤い壁の部屋があったり
昔のチェスやトランプ、ビリヤード台などが飾られている部屋もありました。
このトランプ、近づいてみると遊び心のある模様になっていておしゃれです。
こちらは寝室です。他にもいくつか寝室があるのですが、意外とサイズはそれほど大きくなく、これもセミダブルくらいの大きさです。
他にも書ききれないくらいたくさんの部屋があります。それぞれの部屋ごとにテーマがあったりしますので、ひとつひとつじっくり見て回っていると1時間や2時間はあっというまに過ぎてしまうと思います。
一通り回って地下に降りた展示室では、ルンダーレ宮殿の地下室から見つかった棺も見ることができます。
一通り宮殿内部を見て回ったあとは、宮殿前の庭園に出ることができます。
庭園も奇麗に手入れされていて、ちょうどバラの花がたくさん咲いている時期でした。
このあとは帰りのバスに乗ってバウスカまで行き、バウスカ城にも行ってきました。
バウスカはとても小さな町なので、見所はルンダーレ宮殿とバウスカ城くらいだと思います。川と自然も多い町なので、ルンダーレ宮殿見学で疲れていなければ、町からバウスカ城まで散歩してみるのも良いと思います。
これがバウスカ城。あまり原型をとどめておらず、廃墟のようになっています。
城壁の内部
細い階段を上って、残っている塔の上に上ることができます。
塔の中から上を見上げたところ。
塔の上からの風景
となりには博物館も併設されているようだったのですが、時間も遅くなってきていたことと、そろそろ歩き疲れてきていたので今回は入りませんでした。
リガ市内から往復4時間程度で行けて、ルンダーレ宮殿は見応えも十分あるので、リガ観光のひとつとしてお勧めです。リガ市内やバルト3国の主要都市では教会の観光がほとんどになってしまうので、ラトビア観光で時間に余裕があれば、ぜひ訪れてみてください。
1 件のコメント:
すごいなーいいなー
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