2011年4月30日土曜日

ラトビアの春

週末にタリンから帰ってくると、ラトビアはすっかり春になっていました。

先週まで冬物のコートを着て会社に行っていたのが嘘のように、今週は春物のジャケットでも十分暖かい日もありました。

今週は最高で20度程度まで気温があがったのですが、ラトビアは日差しが強く晴れている日はプラス5度くらいの体感気温です。

家の近くの芝生ではつくしも生えています。会社の近くではタンポポも満開になっていました。週末の4連休はずっと快晴だったので、その間に一気に成長していたのだと思います。

先週は緑も花もなかった木々が花を咲かしています。日本では芽が出てつぼみが開いて花が咲くという感じですが、こちらでは気付いたら花が咲いていました。

この調子だと夏は暑くなりそうです。

2011年4月25日月曜日

エストニアの首都タリンに行ってきました

エストニアの首都タリンに行ってきました

昨日から1泊で隣国エストニアの首都タリンに旅行に行ってきました。

この週末が4連休であることをもっと早くから知っていれば他の予定も立てられたのですが、知ったのが連休直前だったために遠出は断念、連休に入ってからインターネットで探して見つけたのがこの旅行です。

ラトビアのリガからは長距離バスに乗って5時間程度です。バスはインターネットで予約ができるようになっていて、1週間より前に予約すればなんと1500円くらいで行けます。今回は直前の予約だったので2500円ほどでしたが、それでも安いです。

こちらが今回乗ったバス。

日本にいると国境をバスで超えるという間隔があまりないですが、東京-名古屋の長距離バスに乗るような感覚で国境を越えることができました。

途中、バスが停車してパスポートをチェックされました。とはいってもあまり厳重なチェックはなく、パスポートを簡単に見る程度です。ラトビアもエストニアもすでにユーロ加盟国なのでパスポートへの入国スタンプも、手荷物のチェックもありません。

出発が早かったのでバスの中で寝ているうちにタリンのバスターミナルに着きました。

ここからタリン市内までは少し距離があるためトラムに乗って移動です。あらかじめ近くのコンビニでチケットを買っておきます。

チケットの金額がユーロ表記になっている通り、エストニアは今年からユーロになったそうです。バルト3国では一番早く通貨まで統一されたんですね。ちなみにラトビアの通貨はLs(ラッツ)で、ユーロの導入の準備段階として為替はユーロ/0.7に固定されています。

いちどホテルにチェックインして、タリンの中心、旧市街地に向かいました。タリン旧市街地はリガ同様、世界遺産になっています。

こちらがタリン旧市街地の町並み。リガの旧市街地にも似ていますが、タリンの方がカラフルで全体的に小奇麗な印象です。

少し歩いて旧市街地の中心にあるラエコヤ広場に来ました。右側に写っているのが旧市庁舎です。

このラエコヤ広場を中心に今も残る城壁の内側が旧市街地エリアで、城壁に沿って一周しても30分から40分くらいしかかからないような狭いエリアです。

ちょうどお昼の時間だったので広場のそばにあるレストランで食事をしました。天気が良いためか、ヨーロッパ人は外が好きなのか、屋外の席が大人気で店内は私たちだけです。みんな昼間から太陽の下でビールを飲んでいました。

店内から外の様子。

注文した食事です。グレイビーソースやホワイトソースがかかっていて、ラトビアの料理とも少し違う味付けです。2枚目の写真はラザニアを注文したのですが、ラザニアとホワイトソースの組み合わせは日本人にはあまり馴染みのない味付けです。

2皿とドリンク2杯で40ユーロ程度。観光地の中心なので仕方ないのかもしれませんが、リガに比べると少し高めな印象でした。ユーロが導入されたことで物価が上がっているのかもしれません。

食事のあとは街中の散策したり、いくつかの教会や古い建築物を回ったりしました。

街中はとても奇麗に保たれていて、リガよりも観光地化されているような印象です。

街で一番高い塔を持つ聖オレフ教会です。

教会内の様子

リガもそうでしたが、こちらの教会は必ずパイプオルガンがあります。

今もタリンの街の周りを囲んでいる城壁跡です。

門の跡も残っています。

エストニアの伝統的なお菓子なのか、あちらこちらでアーモンドと水あめとシナモンを混ぜたて温めたようなお菓子が売られていました。店員さんも民族衣装を着ています。エストニアはリガに比べると純粋な白人の割合が高く、北欧の国という印象を受けました。

アレクサンドル・ネフスキー教会。見た目はモスクで、礼拝している女性は布で髪を覆っていたのでイスラム教だと思っていたら、中に入るとキリストの絵が飾ってあるというなんだか不思議な感じでした。後で知ったのですがこれはロシア正教の教会だそうです。

少し高台に登ったところから見えるタリンの街並みです。

今回は2日間の旅行で、バスの時間もあるため実質観光できたのは丸1日くらいでしたが、街がそれほど大きくないので観光するにはちょうど良かったです。新市街地も含めたタリンの街自体はリガに比べるとかなり小さいため、旧市街地を回りきってしまうと観光するところはあまりなく、2泊すると時間を持て余すかもしれません。

エストニアには他にもいくつか観光地や世界遺産があるので、今度はそちらにも行ってみようと思います。

2011年4月23日土曜日

リガ中央市場と旧市街地に行ってきました

昨日4/22(金)から4/25(月)までラトビアはイースターでお休みです。せっかくの4連休なのですが事前に連休のことを知らず、昨日家でインターネットを使っていろいろ探した結果、日曜から月曜に1泊で隣国エストニアにバス旅行に行くことになりました。

昨日は家でゆっくり出来たので、今日は明日利用するバスの乗り場の確認も兼ねて市内に出てリガ駅近くの中央市場に来てみました。

これがリガ中央市場の建物。リガ駅から歩いて5分程度のところにあります。

建物の中だけでなく、周辺にもたくさんの露店が出ています。これは野菜と果物のゾーン。トマト1kgで約100円、イチゴ1kgで約300円と値段もとても安いです。

最初の建物に入ってみたところ見渡す限りの肉屋。どうやらこの建物内はほとんど肉屋だったようです。どの肉屋で買うか、どうやって決めるんでしょうね。みんな馴染みの店があるんでしょうか。

奥側の入り口から外に出てみると、靴や服、生活雑貨の店が並ぶ通りに出ました。

お土産屋っぽいお店もあります。カメラを持った人も見かけるので、観光地にもなっているようです。

肉の薫製と魚の薫製のお店。

これはパン屋です。ラトビアでは黒い色をしたライ麦パンがよく食べられているのですが、それにしてもこれは特別巨大です。

市場の建物は全部で5つあるので違う建物にも入ってみました。

こちらではチーズやパン、ナッツ類などが売られていました。隣の建物も同じような食材が売られていました。

最後の建物は魚市場のようになっていました。鮮魚や薫製、フライになったものなどが売られています。

市場はこのあたりにして、先週と同じ旧市街地に行き、前回は入らなかった聖ペテロ教会とリーガ大聖堂の中に入ってみました。前回は書き忘れていましたが、リガの旧市街地は世界遺産にも登録されている歴史地区です。

まずは聖ペテロ教会。この高い塔に登ることができます。

聖ペテロ教会の内部です。

塔の上からはリガの町並みが一望できます。1枚目はさきほど行った市場の方向で、2枚目はこれから行くリーガ大聖堂の方向です。

続いて、これがリーガ大聖堂の外観です。バルト3国で最も古くて大きな教会の1つだそうです。

これが内部の様子。ステンドグラスや柱の装飾、祭壇も意匠が凝ってます。

教会の後ろ側には大きなパイプオルガンがあります。16世紀に造られたときには世界に並ぶものがない最大級のものだったそうです。今は修復作業を行っているのか、木で足場のようなものが組まれていました。

大聖堂のとなりは旧修道院跡があり、その回廊にはいろいろな品が展示されていました。展示というよりは並べただけ、という感じですが。

今日は天気も良かったので、回廊から見た大聖堂の塔も奇麗でした。

最後に、リーガ大聖堂から外に出た広場の写真です。建物の造りや色合いなど、まるでディズニシーのようですね。

今日はここまでにして自宅に帰りました。明日は朝からエストニアのタリンに移動しないといけないので、早めに夕食を食べて支度をしようと思います。

2011年4月20日水曜日

NETGEAR ReadyNAS Ultra2を購入しました

東京の自宅ではHPのProliant ML115上でVMware Serverを起動してZABBIX-JPのRPM作成用OSを起動したり、テスト用のWebサーバとして利用していました。

ラトビアに行くにあたり、さてどうしようかということになり、ML115をラトビアに運ぶのはお金もかかるし大変だし、なにより破損の心配があったことと、今使っている2台のMacのバックアップ用途にも使えることからNETGEARのReadyNAS Ultra2を買いラトビアに持ってきました。(2011/4/19現在、ベアボーンタイプがNTT-X Storeで29,800円から8000円引きクーポンを使って実質21,800円で購入できます。)

ReadyNASを選んだ理由としては、

  • Atom搭載、メモリ1GBで動作速度が速そうなこと
  • Debianで動作しており、ReadyNASの公式コミュニティでSSHアクセスなどのオプションが用意されていること
  • 見た目も悪くなく、作りがしっかりしてそうなこと

といったところです。

今日やっとセットアップが完了し、ファイルサーバとして使う分には申し分のない速度が出ています。ちなみに私はReadyNASとルータを100Mbpsの有線で接続し、クライアントPCからは802.11n draftの無線LANでアクセスしています。(細かい数値は計りわすれました)

続いてここからsshアクセスを有効にするオプションをダウンロードしてログインしてみたところ、普通のDebianと同様にapt-getやapt-cacheが利用できるようです。

ただしリポジトリはNETGEARが用意しているものになっているようで、通常のDebianのパッケージすべてが利用できるわけではなさそうです。

試しにapt-cache search zabbixを実行してみると...

# apt-cache search zabbix
zabbix-agent - software for monitoring of your networks -- agent
zabbix-frontend-php - software for monitoring of your servers -- php frontend
zabbix-server-mysql - software for monitoring of your networks -- server
zabbix-server-pgsql - software for monitoring of your networks -- server

どうやら普通にZabbixも動かせるようですw

2011年4月18日月曜日

Zabbix SIAに就職しました

前回の退職のお知らせの記事を書いたところ、Twitterで色々な方から"お疲れさまでした!"のメッセージをいただきました。どうもありがとうございます。

ミラクルを退職した後はZabbix SIAで働くことになりました。実はすでにラトビアに来て生活の準備を一通り終え、今日から正式に出社しています。

これから1年ほど日本を離れてラトビアのリガで生活をすることになります。語学の勉強も含め、こちらでの仕事と生活に慣れていかなければいけません。自分にとっても大きなチャレンジです。

外務省のサイトによると、2011年1月現在、ラトビアには29人しか日本人がいないそうです。日本ではラトビアの情報もあまりないので、こちらの生活の様子なども時々ブログに書いていこうと思います。

2011/4/19追記:

Zabbix10周年の記念プレスリリースの写真に、Zabbix SIA社員の人たちに紛れて私も写ってます。

2011/4/28追記:

ITmediaさんにインタビュー記事を受けた記事が公開されました。

2011年4月17日日曜日

リガで寿司を食べてみました

日本からデータのバックアップを保存したポータブルハードディスクを持ってきたのですが、USBケーブルを忘れてしまいました。

自宅近くの店を回ってみても全く見つからないので、今日はUSBケーブルを探しにトロリーバスにのって大きなショッピングモールに来てみました。

トロリーバスに乗って30分ほどでalfaというかなり大きなショッピングモールに着きます。東京と違って町中には日用品以外の店が少ないので、電化製品や服はここまで来ないとなかなか買うことができません。

alfaの写真は撮りわすれたのでまたの機会ということで。。。

無事USBケーブルも見つかったところでそろそろ夕食の時間。ショッピングモールを歩き回って疲れたので、自宅に帰って作る気にもならず、見つけたPLANET SUSHIという寿司屋に入ってみました。

寿司と一緒に枝豆も注文、出てきたのがこんな寿司でした。キッコーマンの醤油もあります。

日本で食べる寿司と比べて味はそれほど変わらないと思います。違うところといえば、ご飯自体が日本とは少し違う感じがすることと、シャリが固く作ってあること、あとはワサビが基本別盛りになっていることでしょうか。

1枚目の写真に写っているサーモンとアボガド巻きの上にテリヤキソースがかかっていたり、2枚目の写真にある巻き寿司はサーモンとチーズが中に入っていて、外側にかつお節がかかっています。こういったものはさすがに日本にはないですね。

よくラトビアの人に「寿司屋にいって日本と違うものなのかどうか、感想を聞かせてくれ」と言われるので、明日会社に行ったら感想を伝えようと思います。

2011年4月16日土曜日

リガ市内の散策

ラトビアに住むための準備も整ってきたので、今日はバスに乗ってリガ市内を散策してみました。出発したのが昼過ぎということもあり、リガの新旧市街地に何があるかを軽く見る程度の予定です。

家はリガ市の外れなので、家の近くのバス停からリガ中心部まではバスに乗って2〜30分程度程度かかります。

これがリガ駅。最近建て直されたらしく、ショッピングモールが併設された建物です。

旧市街地の町並み。

日本食、というか寿司屋も何件が見つけました。

聖ペテロ教会。天気も悪いし、観光施設はだいたい17時で閉まってしまうようだったので、またの機会にして今日は外観だけです。

聖ペテロ教会の近くにはブレーメンの音楽隊の像もあります。

ブラックヘッドの会館

リーガ大聖堂。こういった施設はおおむね中を見るには数Ls(ラッツ)程度の料金がかかるようでした。

新市街地に行く途中に見つけた、神戸の時刻が表示されている時計。リガ市と神戸市は姉妹都市なんだそうです。

そのあと新市街地も散策したのですが、土曜日ということもあってかあまりお店は開いておらず、また旧市街地に戻ってきて見つけたRib&Rockというリブステーキ屋で夕食を食べました。

リブとロックに何か関係があるのか?という疑問はあるのですが、これまで食べたリブステーキで一番美味しかったのでは、というくらいの味でした。

最近できた店のようで、店内も奇麗で店員の対応も良かったです。ラトビアの外食としては少し高いかな?という気もしますが、2人でステーキ2つとお酒2杯で5000円弱程度。日本で食べることに比べるとそれほど高くはないと思います。リガに来ることがあればオススメの店です。21時からはバンドの生演奏も行ってました。

最後に、今日はちょうどリガ駅近くの百貨店のようなショッピングセンターでセールをしていました。たくさんの人が黄色の買い物袋を下げて出てくるので、つられて入ってついでに食料品の買い物をして帰ってきました。

日本に比べるとリガは通常でも食品やお酒が安いのですが、今日はセールということもあってか、以下の写真のものを全部買っても5ラッツ、1000円もしない破格の値段でした。

食料品というか、お酒&つまみですね