エストニアの首都タリンに行ってきました
昨日から1泊で隣国エストニアの首都タリンに旅行に行ってきました。
この週末が4連休であることをもっと早くから知っていれば他の予定も立てられたのですが、知ったのが連休直前だったために遠出は断念、連休に入ってからインターネットで探して見つけたのがこの旅行です。
ラトビアのリガからは長距離バスに乗って5時間程度です。バスはインターネットで予約ができるようになっていて、1週間より前に予約すればなんと1500円くらいで行けます。今回は直前の予約だったので2500円ほどでしたが、それでも安いです。
こちらが今回乗ったバス。
日本にいると国境をバスで超えるという間隔があまりないですが、東京-名古屋の長距離バスに乗るような感覚で国境を越えることができました。
途中、バスが停車してパスポートをチェックされました。とはいってもあまり厳重なチェックはなく、パスポートを簡単に見る程度です。ラトビアもエストニアもすでにユーロ加盟国なのでパスポートへの入国スタンプも、手荷物のチェックもありません。
出発が早かったのでバスの中で寝ているうちにタリンのバスターミナルに着きました。
ここからタリン市内までは少し距離があるためトラムに乗って移動です。あらかじめ近くのコンビニでチケットを買っておきます。
チケットの金額がユーロ表記になっている通り、エストニアは今年からユーロになったそうです。バルト3国では一番早く通貨まで統一されたんですね。ちなみにラトビアの通貨はLs(ラッツ)で、ユーロの導入の準備段階として為替はユーロ/0.7に固定されています。
いちどホテルにチェックインして、タリンの中心、旧市街地に向かいました。タリン旧市街地はリガ同様、世界遺産になっています。
こちらがタリン旧市街地の町並み。リガの旧市街地にも似ていますが、タリンの方がカラフルで全体的に小奇麗な印象です。
少し歩いて旧市街地の中心にあるラエコヤ広場に来ました。右側に写っているのが旧市庁舎です。
このラエコヤ広場を中心に今も残る城壁の内側が旧市街地エリアで、城壁に沿って一周しても30分から40分くらいしかかからないような狭いエリアです。
ちょうどお昼の時間だったので広場のそばにあるレストランで食事をしました。天気が良いためか、ヨーロッパ人は外が好きなのか、屋外の席が大人気で店内は私たちだけです。みんな昼間から太陽の下でビールを飲んでいました。
店内から外の様子。
注文した食事です。グレイビーソースやホワイトソースがかかっていて、ラトビアの料理とも少し違う味付けです。2枚目の写真はラザニアを注文したのですが、ラザニアとホワイトソースの組み合わせは日本人にはあまり馴染みのない味付けです。
2皿とドリンク2杯で40ユーロ程度。観光地の中心なので仕方ないのかもしれませんが、リガに比べると少し高めな印象でした。ユーロが導入されたことで物価が上がっているのかもしれません。
食事のあとは街中の散策したり、いくつかの教会や古い建築物を回ったりしました。
街中はとても奇麗に保たれていて、リガよりも観光地化されているような印象です。
街で一番高い塔を持つ聖オレフ教会です。
教会内の様子
リガもそうでしたが、こちらの教会は必ずパイプオルガンがあります。
今もタリンの街の周りを囲んでいる城壁跡です。
門の跡も残っています。
エストニアの伝統的なお菓子なのか、あちらこちらでアーモンドと水あめとシナモンを混ぜたて温めたようなお菓子が売られていました。店員さんも民族衣装を着ています。エストニアはリガに比べると純粋な白人の割合が高く、北欧の国という印象を受けました。
アレクサンドル・ネフスキー教会。見た目はモスクで、礼拝している女性は布で髪を覆っていたのでイスラム教だと思っていたら、中に入るとキリストの絵が飾ってあるというなんだか不思議な感じでした。後で知ったのですがこれはロシア正教の教会だそうです。
少し高台に登ったところから見えるタリンの街並みです。
今回は2日間の旅行で、バスの時間もあるため実質観光できたのは丸1日くらいでしたが、街がそれほど大きくないので観光するにはちょうど良かったです。新市街地も含めたタリンの街自体はリガに比べるとかなり小さいため、旧市街地を回りきってしまうと観光するところはあまりなく、2泊すると時間を持て余すかもしれません。
エストニアには他にもいくつか観光地や世界遺産があるので、今度はそちらにも行ってみようと思います。